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Dell EMC、重要なデータを隔離して攻撃から守る「Dell EMC Cyber Recovery」ソフトウェアを発表

 デル株式会社とEMCジャパン株式会社(以下、Dell EMC)は19日、重要なデータを隔離して、ランサムウェアや破壊的サイバー攻撃から守る新しいソフトウェア「Dell EMC Cyber Recovery」を発表した。

 Dell EMC Cyber Recoveryは、保護ストレージアプライアンスの「Dell EMC Data Domain」に統合される新しいソフトウェアとなり、データ隔離とビジネス継続性を合わせることにより、サイバー攻撃のインパクトを最小限に抑えながら、重要なデータとシステムの復旧をより迅速かつ高い成功率で実現するソリューションを提供する。

 オートメーション、ワークフロー、セキュリティ分析ツールが含まれ、これらのツールによって、重要なデータのゴールデンコピーを隔離した状態でアクセスできるようにすることで、破壊的サイバー攻撃が発生した場合でもビジネスプロセスを速やかに復旧することが可能になる。

 「Cyber Recovery Vault(CR Vault)」内の安全な環境に隔離している重要なデータのコピーの維持管理を自動化することで、これらのデータコピーを攻撃対象領域(外へ防護する。最適なテストベッドとして機能するCR Vaultによって、導入企業はリストアを実行する必要なしに、また保護しているデータセット内に潜んでいるかもしれないマルウェアを起動させることなく、格納しているデータに対してセキュリティ分析を実行できる。

 また、新しいREST APIオートメーションフレームワークが、40以上のヒューリスティックによってセキュリティ侵害のサインを発見する「Index Engines CyberSense」のような、セキュリティアナリティクスソフトウェアパッケージとのシームレスな連携を実現する。

 価格は550万円(税別、Data Domain DD6300モデル)からで、Data Domain(DDOS 6.0.x以上)の購入者は追加費用なしで導入可能。(Data Domain DD3300は次リリース以降で対応予定)。製品はデル、EMCジャパンおよび両社のビジネスパートナーから提供する。