ニュース
デルとEMCジャパン、クラウド階層化対応のエントリー向けバックアップストレージ「Data Domain DD3300」
2018年3月5日 12:21
デル株式会社とEMCジャパン株式会社は5日、バックアップ/アーカイブストレージ「Dell EMC Data Domain」(以下、Data Domain)のラインアップ、エントリー向けの「同 DD3300」を追加すると発表した。
DD3300は、Data Domainシリーズのうち、エントリー向けに提供される新製品。同レンジの前世代モデル「DD2200」と比べて、1.5倍のパフォーマンス、5.6倍のスケーラビリティを提供でき、エンタープライズクラスの機能を維持したまま、中堅・中小企業、および大企業のリモートオフィス、ブランチオフィスなどで利用できるという。
また、エントリー向けとしては初めて、クラウドへの長期保管データ階層化機能「Data Domain Cloud Tier」を提供可能な点が特徴。「Data Domain Cloud Tier」のシームレスな統合性およびAPIの拡張性によって、自動的かつ効率的なデータ移動を行える。
さらに、クラウドでの災害復旧機能「Data Domain Cloud DR(DD CDR)」もサポートし、大企業はオンプレミスのData Domainおよび「Dell EMC Avamar」環境からバックアップした仮想マシン(VM)のコピー先と有事の復旧先に、パブリッククラウド環境を利用できるとのこと。
もちろん、Data Domainの特徴である重複排除機能も実装しており、平均10~55倍ものデータ削減を行えるため、大容量のデータを保護できるだけでなく、レプリケーションにおけるWAN帯域幅の大幅な節減が可能だ。
加えて、データ検証と暗号化の機能によって、保存したデータは継続して保護・保全されるとした。
物理容量は、4TB、16TB、32TBの3モデルを用意しており、導入後もニーズにあわせて容量を拡張できる。価格は、最小4TB構成で120万円(税別)から。