アイ・オー、LTEと固定回線に対応したルータ「UD-LT1/EX」

UD-LT1/EX

　株式会社アイ・オー・データ機器（アイ・オー）は、モバイル回線、固定回線の双方でインターネット接続が可能なルータ「UD-LT1/EX」を、11月下旬に出荷開始する。価格はオープン。

　UD-LT1/EXは、3Gや4G/LTEといったモバイル回線と、フレッツ光などの固定回線のいずれかを利用できるルータ。モバイル／固定回線は排他利用だが、一方の通信回線に障害があった際には、自動的に回線を切り替えて利用できるリンクバックアップ機能を備え、固定回線が不通になった場合にモバイル回線でバックアップするといった、回線冗長化用途で利用できるという。

　またモバイル回線を生かして、光回線の敷設が難しい工事現場やイベント会場などに設置したり、自動販売機などの機器の遠隔監視や制御に利用したりといった、さまざまな用途での活用が見込まれている。

　さらに、スケジュール／死活監視によって本体・通信モジュールのリブート／リセットを行える自動リカバリー機能を搭載しているため、遠隔地や無人拠点でも安心して利用できるとのこと。

　VPNは、OpenVPNやIPsec、L2TPに対応し、Amazon Web Service（AWS）などクラウドリソースへのセキュアなアクセスを容易に実現できるとしている。

　なお、モバイル回線はNTTドコモ、KDDIに対応し、伝送速度は上り最大50Mbps、下り最大100Mbps。各社の標準SIMを挿入してデータ通信を行えるほか、ソラコム、IIJ、mineo、ASAHIネット、ニフティ、NUROモバイル、U-NEXT、ビッグローブ、フリービット、NTTコミュニケーションズ、UQコミュニケーションズ、DIS mobileといった、主要なMVNOのSIMでも動作確認済みとのことだ。