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アイ・オー、ドコモ/au網対応のM2M向けルーター「UD-LT1」

UD-LT1

 株式会社アイ・オー・データ機器は、M2M(機器間通信)向けのルーター端末「UD-LT1」を発売した。受注生産で、価格はオープン。

 「UD-LT1」は、自動販売機の販売・在庫データの遠隔管理など、工業・産業系の機器がネットワークに接続する用途を想定したルーター。LANポートによる固定回線接続に加え、NTTドコモとKDDI(au)のネットワークによるモバイル回線接続に対応。NTTドコモ、KDDIとの相互接続性試験(IOT)を完了したZTE Welink製通信モジュールを採用し、IoT通信プラットフォーム「SORACOM」の動作も検証済みとなっている。

 機能面では、遠隔地での稼働を想定し、通信回線に障害があった際に自動的に回線を切り替えるリンクバックアップ機能や、障害発生時にLTEモジュールのリセットや本体のリブートを行うリンクリカバリ機能を搭載。PPTP、IPsec、L2TPや、OpenVPNによるVPN接続にも対応する。

 モバイル回線はLTEがBand1/3/8/18/19/21、WCDMAがBand1/6/8に対応する。伝送速度は上り最大50Mbps、下り最大100Mbps。SIMカードサイズは標準SIM。有線ポートはLAN側1ポート、WAN側1ポートで、いずれも100BASE-TX/10BASE-Tに対応する。本体サイズは約112×105×25mm、重量は約350g。本体付属のアンテナのほか、延長アンテナもオプション製品として12月中旬に発売する。