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SCSK、「CELF RPAオプション」にオブジェクト認識機能を追加

 SCSK株式会社は13日、ウェブアプリケーション作成・運用のクラウドサービス「CELF(セルフ)」の拡張オプションとして提供している「CELF RPAオプション」について、最新バージョン1.1.0の提供を開始した。

 CELFは、現場の業務担当者がExcel感覚でデータベースと連携したウェブアプリを作成・公開できるクラウドサービス。CELF RPAオプションは、ウェブアプリケーション開発とRPAを融合し、簡単な操作でロボットの作成が可能。RPAを導入する際には、手作業や標準化されていない業務があった場合は、AccessやExcelマクロなどで業務を標準化する必要があるが、CELFはシステム化をRPAオプションと同様の操作で設定でき、1つの基盤上で作業効率化を実現できる。

 新バージョンでは、業務自動化を容易にする機能として、WordやExcelなどのアプリケーションやウェブサイトに表示されている項目およびデータを識別・取得する機能(オブジェクト認識機能)を追加した。

 オブジェクト認識機能は、アプリケーションやウェブサイトの画面構造を解析して、画面上の項目(テキストデータやボタン、入力ボックスといったオブジェクト)を識別し、その項目の直接操作や情報の取得を可能にする。この機能により、ウェブサイト上やExcelのセル上の文字列の取得や、Outlookでテキストボックスやドロップダウンに値を設定するといった操作が、従来と比較して数十分の一の作業時間で設定可能になるとしている。

 CELF RPAオプションの提供価格(税別)は、1台につき年間利用料3万5000円。別途、CELF本体(年間利用料17万5000円/10ユーザー)の購入が必要。