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NSSOLとJBSが働き方改革支援サービスの拡大で協業、まずはコミュニケーション・コラボレーション基盤の提供から

 新日鉄住金ソリューションズ株式会社(以下、NSSOL)と日本ビジネスシステムズ株式会社(以下、JBS)は31日、働き方改革支援サービスの提供において協業すると発表した。コラボレーション環境の提供、クライアント管理、高度なセキュリティ対策を中心に、すでに実案件での協業を開始しているという。

 マイクロソフトソリューションを活用したクライアント管理ソリューションを提供しているJBSでは、マイクロソフトのパートナーとしてさまざまな実績と多数のSEを有しているとのことで、その国において最も優秀な業績を収めたパートナーに贈られる「Microsoft Country Partner of the Year」の受賞歴も持つ。

 一方のNSSOLは、国内のDaaS(Desktop as a Service)市場で高いシェアを持つクライアントソリューション「M3DaaS@absonne(エムキューブダース・アブソンヌ)」をはじめ、端末管理からパフォーマンス改善まで、企業に求められるクライアント運用をトータルで提供している。また、VMwareのVMware HorizonとCitrixのXenApp、XenDesktopといった仮想化ソリューションを採用しており、大規模事例を中心とした実績も有しているという。

 さらにセキュリティ対策分野でも、子会社のネットワークバリューコンポネンツ(NVC)とともに、セキュリティシステムの導入から構築、運用までをワンストップで支援する「NSSEINT(エヌエスセイント)」をラインアップ。Impervaなどの多様なソリューションと組み合わせ、顧客の状況に応じたセキュリティシステムの構築において、さまざまな実績があるとのこと。

 JBSとNSSOLでは、こうした両社の強みを生かし、Microsoft 365を中核として、コラボレーション環境にクライアント管理やセキュリティ対策も加えた統合ソリューションを提供し、企業の働き方改革推進に貢献するとしている。

 具体的には、まず、JBSが取り扱っているOffice 365をはじめとするマイクロソフトソリューションや、NSSOLの文書管理ソリューションを中心に協業することで、大規模な顧客に対するコラボレーションの基盤作りを支援するとした。

 また、NSSOLが大規模実績を持つDaaS/VDI(仮想デスクトップ)サービスに、JBSの提供しているPC端末のライフサイクル管理、Windows 10関連のサービスを組み合わせ、快適かつ安全なクライアント環境の提供を図る考え。

 さらにセキュリティ面では、高度な脅威対策、セキュリティなどを含むMicrosoft 365 E5と、NSSOL・NVCのNSSEIN、Impervaなどの複数ソリューションを組み合わせ、エンドポイントのみならず、ネットワークやデータセキュリティ製品との連携による、包括的なセキュリティ環境を提案するとしている。