PFUのセキュリティアプライアンス「iNetSec SF」、FortiGateとの連携によりマルウェア感染端末の自動遮断を実現

　株式会社PFUは10月31日、同社が開発するIT機器リスク対処アプライアンス「iNetSec SF」について、米Fortinetの次世代ファイアウォール「FortiGateシリーズ」との連携機能を提供し、マルウェア感染機器のリアルタイム自動遮断ソリューションを実現したと発表した。

　連携機能では、FortiGateシリーズがマルウェアを検知したアラート通知に基づき、iNetSec SFがIT機器の種別を問わず、マルウェア感染機器をリアルタイムに自動遮断する。これにより、攻撃者による不正なデータ通信を迅速に止めることができ、サイバー攻撃などの高度なセキュリティ脅威から企業ネットワークを包括的に保護する。また、セキュリティリスクへの一元的な対応が可能なため、セキュリティ運用の負荷軽減と対策の効率化を実現する。

　攻撃の検知から感染端末の特定、遮断までの一連の対応を自動化し、簡単運用を実現。さらに、感染端末の利用者にはウェブブラウザーでメッセージを表示し、マルウェアに感染したことや対応手順などを通知することもできる。

　ネットワーク技術を応用した遮断方法のため、PCだけではなく複合機やウェブカメラなどの機器まで、IPアドレスを持つ機器は有線・無線を問わず、すべて遮断が可能。導入に際し、端末へのソフトウェアのインストールは必要なく、エージェントレスで動作するため、端末などの設定変更も不要で、簡単に導入できる。また、センサーはネットワークに接続するだけで、既存のネットワーク構成を変更せずに利用できる。

　PFUでは、今回の協業により、より多くの顧客に対して安心・安全なネットワーク環境を提供するとともに、今後もさまざまなセキュリティ製品との連携拡充を図っていくとしている。