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スターティアレイズとAI inside、AIを活用したOCRサービスで協業

紙文書のデジタル化からデータ入力の自動化までをワンストップで提供

 スターティアレイズ株式会社は23日、AI inside株式会社が開発・提供するAI技術を搭載したOCRサービス「DX Suite」の販売パートナーシップ契約を締結したと発表した。これによりスターティアレイズでは、請求書や契約書といった手書きや活字の紙文書のデジタル化からデータ入力の自動化といった一連のプロセスをワンストップで提供するソリューションとして、10月24日から提供する。

 スターティアレイズでは、働き方改革が社会全体の課題として浮上している中、データのクラウド化やRPAを活用した業務の自動化が進んでいるが、それらのツールを活用する前段処理として、契約書類や会議資料などの紙文書のデジタル化が障壁となっており、高精度で文字認識ができるOCRと一元化させたソリューション提供のニーズが高まっていると説明。

 こうした状況を受け、スターティアレイズでは、従来提供してきたクラウドストレージの「セキュアSAMBA」や、PC入力作業の自動化ツールであるRPAに加え、新たにOCRの取り扱いにより、紙文書のデジタル化からデータ入力の自動化を一元化させたソリューションを提供する。

 AI insideのDX Suiteは、AIを搭載したOCRのため、従来のOCRでは判別が困難だった手書き文書も高精度でデジタル化が可能。セキュアSAMBA上に保管している手書きや活字のPDFデータをDX Suiteでテキスト化し、RPAによりPC入力作業を自動化するといった、一連のプロセスをスターティアレイズがワンストップで提供することが可能になる。

 スターティアレイズでは、ソリューションを中堅中小企業を中心に提案し、企業の生産性向上の支援と社会の課題解決に貢献していくとしている。また、10月24日から幕張メッセで開催される「第2回 AI・業務自動化展【秋】」において、クラウドストレージ、OCR、RPAの連携ソリューションを紹介する。