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IIJ、オンプレミスからクラウド環境へのシームレスな移行を実現する「IIJ GIO移行ソリューション」を提供開始

 株式会社インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)は22日、顧客のオンプレミスの環境からクラウドサービスへのシステム移行をシームレスに実現する「IIJ GIO移行ソリューション」の提供を開始した。

 ソリューションでは、移行先となるVMware基盤のクラウドサービス「IIJ GIOインフラストラクチャーP2 仮想化プラットフォーム VWシリーズ(以下、IIJ GIO VWシリーズ)」とともに、低負荷でリアルタイムのレプリケーションを実現する移行ツール「Zerto Virtual Replication」、さらにIIJエンジニアによる移行作業をワンストップで提供し、オンプレミスからクラウドサービスへの円滑なシステム移行を実現する。

 ソリューションでは、リアルタイムのレプリケーションにより移行時のダウンタイムを極小化。オンプレミスにあるシステムをそのままクラウド環境に複製し、同期する。本番移行までの間、両システム間をリアルタイムで同期することで、移行時のダウンタイムを極小化し、サービスや業務停止の時間を最小限に抑えられる。

 クラウド環境の構築から移行作業まで、クラウドへの移行に必要なコンポーネントをワンストップで提供し、移行や複製にかかる設計、検証から構築、運用までトータルに支援するため、オンプレミスからクラウドサービスへの移行を容易に実現する。

 移行先となるIIJ GIO VWシリーズは、「サーバー(VMware vSphere ESXiサーバー)」「ストレージ(データストア)」「ネットワーク(VM通信ネットワーク)」の3つのリソースを自由に組み合わせられる。

 IIJ GIO VWシリーズのサービスメニューと価格(税別)は、サーバーがCPU16コア/メモリ128GBで月額11万8000円から、CPU16~24コア/メモリ128~192GBで月額22万8000円から、CPU48コア/メモリ1024GBで月額51万円から。ストレージがNFS 100GBで月額5000円から。ネットワークが1Gbpsプライベートで月額2000円から。

 移行ツールのZerto Virtual Replicationは、移行期間のみVM数単位で費用が発生する。価格は1VMあたり月額7200円(税別)。

 移行作業は、作業範囲に応じてBasic、Standard、Premiumの3つのメニューを用意する。Basicメニューでは、環境ヒアリングから移行ツールのセットアップまでを行う。価格は1VMあたり4万9800円(税別)。Standardメニューでは、Basicに加えてVWシリーズセットアップなど移行先環境の構築、移行テストまでを実施する。価格は1VMあたり9万9800円(税別)。Premiumメニューでは、Standardに加えて本番環境への移行作業、最終動作確認までを行う。価格は1VMあたり19万8000円(税別)。