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IoT/M2M向けのSIMサービス「さくらのセキュアモバイルコネクト」、指定通信量を超過した場合の速度制限機能を搭載

 さくらインターネット株式会社は4日、IoT/M2M向けのSIMサービス「さくらのセキュアモバイルコネクト」において、ユーザーが指定した通信量を超えた場合、通信速度を制限できる「トラフィックコントロール機能」を提供開始すると発表した。同機能を利用する場合の追加料金は不要という。

 さくらのセキュアモバイルコネクトは、ユーザーのデバイスに搭載するSIMを提供し、そのデバイスとさくらインターネットのデータセンター間を、インターネットを経由しないLTE閉域網で通信できるようにするサービス。高いセキュリティに加え、ネットワーク通信速度制限を設けない点が特徴で、月額基本料金12円(税込)からで提供されている。

 また、そのデバイスからさくらインターネットのデータセンターへ送信したデータは、「さくらのクラウド」をはじめとする同社のインターネットインフラサービスや、ユーザーがすでに利用しているクラウド環境、データセンターへの連携ができるとのこと。

 今回提供するトラフィックコントロール機能は、設定した通信量の上限を超えた場合に、通信速度を制限するもの。例えば、通信量の上限を1GB、超えたら通信速度を1Mbpsとするなど、任意の値で設定できるという。

 想定外の通信量になっても、コストの大幅な超過を避けられる点がメリットで、通信量の上限を超えた場合は、メールまたはSlackへ通知するとともに、コントロールパネル上でお知らせを表示するとした。

コントロールパネルイメージ