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IIJ、クラウド型運用管理サービスを強化 システム監視状況のレポート出力などに対応

 株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)は1日、SaaS型の統合運用管理サービス「IIJ統合運用管理サービス(UOM)」を強化すると発表した。システム監視状況をレポート出力する機能や、監視対象システムから出されるアラート通知の検索・フィルタリング機能などを強化したという。

 「UOM」は、クラウド環境からオンプレミス環境まで、さまざまなシステムの運用管理を一元化・効率化するクラウドサービス。各システムから出されるアラートを自動的にチケット集約し、システムの運用管理にかかわるオペレーションを自動化することで、運用の効率化を図れるという。

 今回の強化では、システム監視状況を週・月単位でレポート出力できる機能を新たに追加した。システム監視機能を通して取得した直近1年分のシステム状況からグラフを作成し、週・月単位で定期的なレポートを出力可能。チケット管理の情報とあわせてPDF形式で出力できるようになっており、システム稼働報告や障害対応レポートとして活用していけるとしている。

 また、従来は件名のみだったアラートの検索条件を改善し、メールアドレス(From、To、Cc)および本文の検索条件を設定可能にした。これにより、監視システムごとにメールを自動的に分類したり、特定のワードが入ったアラートを振り分けたり、といったことを行えるとのこと。

 このほか、メールや自動電話によるアラート通知に加えて、Microsoft TeamsやSlackなど、SNSでの通知が可能になる。これらのアラート通知では、Webhookを利用し、指定されたSNSに通知文面を送信するとした。

 なお今回は同時に、料金体系を刷新し、規模やサービス内容の違いにより「ベーシックパック」「アドバンストパック」「エンタープライズパック」の3つに再編している。月額料金(税別)はそれぞれ、1万4800円、9万8000円、38万円。