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ディスカバリーズ、Office 365ログ分析サービス「インテリレポート」の監査ログ出力機能を強化

 ディスカバリーズ株式会社は25日、組織の情報活用やコミュニケーションの実態をシステムログから可視化するクラウドサービス「インテリレポート」の機能を強化し、Office 365監査ログで取得できるすべてのアクティビティ記録を出力可能にしたと発表した。

 インテリレポートは、Office 365のシステムログを活用して従業員の働き方を可視化し、組織の生産性向上の戦略立案を実行するための指針となるレポートを提供するサービス。また、「守り」の機能として、Office 365監査ログと連携したログ管理機能を備える。

 Office 365の監査ログ標準機能では、ログ取得期間の制限や長期保管ができないなどの制約があるため、業務システム運用の証跡記録が求められる内部統制監査に対応するために、システム管理者がログを都度ダウンロードするなど運用作業を行い、ログを管理する必要があった。インテリレポートを導入してOffice 365の監査ログに接続することで、ログデータの長期保管が可能になるとともに、従業員のさまざまなアクティビティを取得・出力することも可能になる。

 今回、インテリレポートの監査ログ出力機能を強化し、Exchange、AzureActiveDirectory、DataCenterSecurityなどを含む、Office 365監査ログで取得できるアクティビティすべてのログが出力できるようになった。

 これにより、ファイルやフォルダーの作成、編集、アップロード、ダウンロード、削除、Exchangeへのサインイン、メッセージ作成や移動、削除といった、Office365のユーザーが行うさまざまな行動のログを取得して、保管・出力できる。

 また、Office 365管理者の監査ツールに利用でき、不正に構成変更や検索を行うことがないための抑止力となると説明。サイト管理者によるグループの追加・削除、共有ポリシーの変更、Azure ADグループの追加・更新などに関する操作ログを取得・保管・出力できる。