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NTTデータ、加盟店におけるカード番号の非保持化対応を支援するソリューション

 株式会社NTTデータは14日、クレジットカード加盟店(以下、加盟店)とクレジットカード会社、金融機関を結ぶ決済総合基盤「CAFIS」の関連ソリューションとして、クレジットカード番号の非保持化に対応するサービス「CAFISトークナイゼーション・ID預かりサービス」を発表した。10月からCAFISの各種決済ソリューションにおいて順次提供開始するという。

 このサービスは、「割賦販売法の一部を改正する法律」(以下、改正割賦販売法)の施行に伴う、加盟店におけるクレジットカード番号の非保持化対応を支援するもの。トークナイゼーション技術を用いて、カード番号をセキュアなトークン番号、もしくは加盟店が管理するポイント番号などの顧客IDに置き換えて利用することで、加盟店が保有する顧客情報との連携を可能にする。

 これまで、カード情報を含む顧客管理や会員サービスなどを行ってきた加盟店では、法改正により従来の運用ができなくなるが、このサービスを利用すると、トークン番号もしくは顧客IDによる顧客管理を継続でき、従来同様、会員種別に応じた決済時の割引、ポイント付与処理などを行えるという。

 またトークン番号を生成する場合、PCI SSCの定めるトークナイゼーションガイドラインにのっとったロジックで生成を実施しているので、加盟店のセキュアな決済を実現するとした。

 なお、トークン番号および顧客IDはカード番号と必ず1対1で結びつくため、NTTデータにて、トークン番号または顧客IDから元のカード番号へ変換(デトークン)することも可能とのことだ。