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三井物産エレクトロニクス、IIJのフルMVNOサービスで遠隔監視ソリューションのコスト最適化などを実現
2018年9月10日 17:13
株式会社インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)は10日、三井物産エレクトロニクス株式会社が、同社のフォークリフト安全・遠隔監視ソリューション「FORKERS(フォーカーズ)」において、IIJの法人向けフルMVNOサービス「IIJモバイルサービス/タイプI」を採用したと発表した。
FORKERSは、IoT技術によりフォークリフトの安全と稼働状況を遠隔で監視するサービス。フォークリフト本体に設置したカメラとセンサーにより危険運転を検知し、その動画を運行情報データとともにクラウド上に集積する。そして、それらのデータをもとにドライバーへの注意喚起・安全運転指導を行うことで、労働災害が多いフォークリフトの事故を防ぎ、物流現場の安全性向上を実現するという。
従来、三井物産エレクトロニクスでは無線LANモデルのFORKERSを提供していたが、無線LANモデルでは必要となっていた、アクセスポイントや中継サーバーなどの通信設備が不要なLTEモデルを新たに提供するにあたって、モバイル通信サービスを比較検討した結果、IIJモバイルサービス/タイプIの採用に至ったとのこと。
具体的には、SIMの状態を開通と中断(サスペンド)に切り替えられる「SIMライフサイクル管理機能」により課金のタイミングをコントロールでき、通信費用を削減可能なこと、あらかじめ決まった高速データ通信量を複数の回線でシェアできること、上り方向の通信に制限がない「上り優先オプション」でコストを最適化できることなどが評価されている。