ぷらっとホーム、IoTアプライアンス「OpenBlocks IDM」がLoRaアプリケーションサーバー機能に対応

　ぷらっとホーム株式会社は31日、IoTアプライアンス「OpenBlocks IDMアプライアンス」（以下、OpenBlocks IDM）において、長距離のIoTセンシングを可能とするLoRaネットワークにおけるLoRaアプリケーションサーバー機能を追加したと発表した。LoRaWAN、およびプライベートLoRaに対応している。

　LoRaネットワークでシステムを運用するためには、LoRaネットワークサーバー（NWS）より送信されたデータの収集・蓄積・閲覧・分析などの処理を行う、アプリケーションサーバーが必要になる。しかしアプリケーションサーバーは通常、ユーザーの目的に応じて自身で構築することになるため、個別の開発が必要で、導入までの時間や費用がシステム導入のハードルになっていたという。

　OpenBlocks IDMは、環境センサー・工業計器・制御機器・産業機器などから発生するさまざまなIoTデータを統合管理（IoT Data Management：IDM）できるアプライアンス製品で、今回は、このLoRaアプリケーションサーバー機能が追加された。

　これにより、OpenBlocks IDMを購入し設定を行うだけで、公衆通信事業者が提供するLoRaWAN（パブリックLoRa）であっても、公衆通信を使用しない自営のプライベートLoRaにであっても、迅速なLoRaシステムが構築可能になったとのこと。

　さらにOpenBlocks IDMには、可視化機能、時系列データベース、Node-REDなどによるエッジコンピューティング機能があらかじめ備わっているので、ダッシュボードやデータの収集・蓄積・閲覧・分析を含めた、ユーザーに最適なIoTシステムが構築できるとしている。

OpenBlocks IDMアプライアンス