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ぷらっとホーム、BIツールをプリインストールしたIoTアプライアンス「OpenBlocks IDM RX1」

OpenBlocks IDM RX1

 ぷらっとホーム株式会社は21日、工場内のIoT化を実現するアプライアンス「OpenBlocks IDMシリーズ」の新ラインアップとして、従来、SIerなどの専門業者でのカスタマイズが必要であったBIツールをプリインストールした「OpenBlocks IDM RX1」を提供すると発表した。市場想定価格は38万5000円(税別)。

 「OpenBlocks IDM RX1」は、BIツール「RealBoard」を標準搭載するIoTアプライアンス。RealBoardは、プレゼンテーションソフトの感覚でカスタマイズできるBIツールで、プログラミングなしに、4ステップでIoTデータの可視化を行えるという。これにより、複数データをひとつのグラフで表示したり、3Dリアルタイム表現を行ったり、カメラのタイムライン画像を表示したり、といったことを容易に実行できる。

背景画像にデータポイントを置くだけでIoTシステムダッシュボードが完成
数値中心の表示やカメラのタイムラインを表示することも可能

 また、一般的なデータベースに比べ数倍以上の高速な読み込み・書き込みが可能なKeyValue型データ機能を搭載する。IoT機器から取得した時系列データは、データの値の大きさがそろわないなどの特殊性があり、行指向のリレーショナルデータベースでは検索や各種機能の対応が難しい場合があるが、そういった場合でも、超高速で時系列間隔の異なるデータ同士を比較・統合したり、データのCSV出力を行ったりできるとした。

 なお、ハードウェアはHDDやファンといった可動パーツがない堅牢な設計で、耐熱、防塵性に優れているとのこと。また、既存ネットワークへ追加導入する場合でも、1Uハーフサイズのコンパクトサイズのため、置き場所には困らないとしている