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BBソフトサービスのクラウド型メールアーカイブ「Zenlokアーカイブ」、オンプレミスのメールシステムにも対応

 ソフトバンクグループのBBソフトサービス株式会社は28日、クラウド型メールアーカイブサービス「Zenlokアーカイブ」を強化し、企業で利用される全メールシステムに対応できる新機能を提供開始したと発表した。

 Zenlokアーカイブは、企業のメールシステムにアーカイブ機能を付加するクラウドサービス。送受信データをクラウド上にアーカイブし、長期間のデータ保管や抽出に必要な機能を提供するほか、保存データ容量が無制限のため、データ保管コストを心配する必要がないという。

 また、PKIを利用した独自技術でデータを暗号化するのみならず、カントリーリスクのない日本国内のデータセンターにアーカイブデータを保管することで、高い安全性を実現しているとした。

 従来、同サービスはOffice 365やG Suiteなどのクラウドメールに対応してきたが、今回、SMTPリレーを行う転送システムをサービスシステム内に組み込み、Zenlokアーカイブとユーザー企業のオンプレミス型メールサーバーや、Exchange Serverとの通信を並行して行う仕組みを構築。企業が利用するすべてのメールシステムで利用可能になった。

クラウドメール以外の場合

 Zenlokアーカイブの価格は、1ユーザーあたり年額2400円(税別)。なおBBソフトサービスでは、日本国内のすべての企業へメールアーカイブサービスの提供が可能になったことを受け、親会社のソフトバンク コマース&サービスを通じ、全国の法人向けIT商材販売事業者でZenlokアーカイブの販売を行う考え。販売目標としては、2020年までに2000社、100万ユーザーの獲得を目指すとしている。