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SCSK、PanzuraのクラウドストレージゲートウェイとHPEのオブジェクトストレージとの相互接続に関するサポートを提供
2018年8月24日 12:17
SCSK株式会社は24日、SCSKが国内一次代理店として取り扱う米Panzuraの「Panzuraクラウドファイルシステム(以下、Panzura CloudFS)」と、日本ヒューレット・パッカード株式会社(以下、HPE)のオブジェクトストレージ「HPE Scalable Object Storage with Scality RING(以下、HPE Scalable Object Storage)」との組み合わせによる動作検証を完了し、相互接続の利用に関するサポートサービスを提供開始した。
Panzura CloudFSは、Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)やMicrosoft Azureストレージに代表されるクラウドストレージを、企業のファイルサーバーとして利用するためのゲートウェイ製品。Panzura CloudFSを企業サイトに設置し、インターネット/WAN経由でクラウドストレージに接続すると、Panzura CloudFSはファイルサーバーとして動作し、データはすべてクラウドストレージに保存される。
さらに、Panzura CloudFSを企業における国内外の複数拠点に導入し、ひとつのクラウドストレージに接続すれば、どの拠点からでも全く同じファイルシステムにアクセスでき、拠点間における大容量ファイルの高速な共有、Excel共有ブック、CAD/設計データのコラボレーションを可能にする。
HPE Scalable Object Storageは、高密度ストレージと柔軟なCPU性能やネットワーク帯域を提供するHPEの「HPE Apollo4000シリーズ」に、分散ストレージ構築ソフトウェア「Scality RING」を搭載・チューニングしたオブジェクトストレージソリューション。イレイジャーコーディング(消失訂正符号)やレプリケーションといったRAIDとは異なる技術を採用、RINGストレージノードを構成するサーバー間にデータチャンクを分散配置することで、ディスク障害に加えて筐体障害にも対応し、高いデータ保護性能を提供する。
これまで、国内でPanzura CloudFSとの相互接続はパブリッククラウドとして提供されるクラウドストレージのみとなっていたが、Panzura CloudFSとHPE Scalable Object Storageの相互接続が可能になったことで、パブリッククラウドの利用が難しい官公庁や金融機関、製造業などのユーザーが、オンプレミス環境で利用することが可能になるとしている。