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日本IBM、POWER9プロセッサ搭載のスケールアップサーバー「Power Systems E980/E950」を発表

 日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)は7日、POWER9プロセッサ搭載サーバーの新製品として、筐体内のCPUやメモリを増設することでサーバーそのものの処理能力を向上できるスケールアップサーバー「IBM Power Systems E980」「IBM Power Systems E950」を発表した。

 IBM Power System E980は最大192コア・64TBメモリ、IBM Power System E950は最大48コア・16TBメモリの搭載が可能で、潤沢なメモリが必要となるインメモリデータベースなどの用途に適した製品。ハイパーバイザーのIBM PowerVMも組み込まれており、ビジネスニーズに応じてオンデマンドでコンピューティング能力やメモリを動的にスケーリングできる。

IBM Power System E980
IBM Power System E950

 また、製品出荷時に予備で搭載済みのCPUやメモリをアクティブ化できる「キャパシティ・オン・デマンド」機能により、導入時には最大容量のCPUやメモリを搭載しながら、必要な時に必要な分を活性化して利用が可能になり、導入前の綿密なキャパシティープランニングやあらかじめ大容量メモリを搭載するといった過剰な投資の必要がなく、最小限の投資で迅速にシステムを実装できるとしている。

 製品の出荷開始日は、IBM Power System E980が9月21日、IBM Power System E950が8月17日。