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ネクスウェイ、マイナンバーカード認証を利用した「オンライン本人確認サービス」

 株式会社ネクスウェイは30日、マイナンバーカードによる公的個人認証サービスを活用し、「オンライン本人確認サービス」を8月より提供開始すると発表した。

 ネクスウェイでは2017年3月から、転送不要郵便により本人確認を行う「本人確認・発送追跡サービス」を提供している。今回はさらに、ネクスウェイが提供するアプリを利用し、マイナンバーカード認証によって、事業者がオンラインで顧客の本人確認を可能にする「オンライン本人確認サービス」をラインアップした。

 マイナンバーカード認証は、オンラインでの取引時確認の方法として現在の犯罪収益移転防止法で認められているとのことで、このサービスでは、顧客がAndroid端末にマイナンバーカードをかざすことで、オンラインでの本人確認が可能になるという。

 サービスを導入する事業者は、ネクスウェイが提供するライブラリを事業者アプリに組み込むことにより、簡単に本人確認を実現可能。事業者は転送不要郵便を送ることなく、本人確認をオンライン上で完結できるため、郵便および事務コストの削減、生産性向上が見込めるほか、顧客の取引を即座に開始することにより、離脱防止の効果も期待できるとしている。

 なおサービス提供にあたっては、公的個人認証におけるプラットフォーム事業者として総務大臣認定を取得したサイバートラスト株式会社と協業。同社の「サイバートラスト オンライン本人確認プラットフォームサービス」を用いて、マイナンバーカード認証を実現している。

 価格は、初期導入費が10万円、サービス基本料金が月額6万円。また、失効確認料金が1件あたり200円かかる。

 またネクスウェイでは今後、2018年内に予定されている犯罪収益移転防止法の改正に準じた、ネット完結型の本人確認方法にも対応していく計画で、郵便とネット完結型の本人確認を兼ね備え、利用者が手段を選択できる本人確認アプリの開発を目指すとのことだ。

今後のサービスイメージ