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NRI、公的個人認証と連携する本人確認サービス「e-NINSHO」にマイナンバー収集機能を追加、野村證券が導入

 株式会社野村総合研究所(以下、NRI)は26日、マイナンバーカードに格納された電子証明書などを活用して本人確認(署名検証)を行うサービス「e-NINSHO」に、マイナンバーをネット上で安全に収集する機能を追加したと発表した。野村證券株式会社が26日に開始した「スピード口座開設」サービスに、この機能を追加したe-NINSHOが導入されている。

 e-NINSHOは、本人確認が必要なサービスをウェブ経由で提供する事業者が、「公的個人認証サービス」に接続して確認を行うことを支援するサービス。今回追加した新機能により、e-NINSHO利用企業は、マイナンバー法および犯罪収益移転防止法に準拠した「本人確認」ならびに「マイナンバー収集」ができるようになる。

 顧客や従業員のマイナンバーを管理するNRIのサービス「e-BANGO」と連係させた利用も可能で、両方のサービスを利用することにより、マイナンバーの収集・登録・保管を一気通貫かつ自動で行うことができるとしている。

 野村證券では、スピード口座開設サービスにe-NINSHOを導入することにより、利用者がPCに接続したカードリーダーにマイナンバーカードをかざすだけで、24時間いつでも口座開設の申し込みができるようにした。申込書類に本人確認書類やマイナンバーの番号確認書類などを添えて郵送するこれまでの手続きに比べて、手軽かつスピーディーにオンラインで口座開設の手続きが完結する。また、野村證券側では、本人確認審査などに要する業務の効率化ならびに郵送費の削減が実現できる。