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日立、米REAN Cloudを買収しマネージドクラウドサービスなどの拡充を図る

 株式会社日立製作所(以下、日立)は24日(米国時間)、子会社の米Hitachi Vantaraが、パブリッククラウドサービス事業者の米REAN Cloud(リーンクラウド) LLCを買収すると発表した。2018年中の買収完了を予定している。

 REAN Cloudは、2013年に創業したクラウドサービス事業者で、パブリッククラウドのマネージドサービスとマイグレーションサービスを提供。AWSプレミアコンサルティングパートナー、Microsoft Azure Silverパートナーなどの主要な資格を持つほか、ビッグデータやIoT技術、機械学習を活用したソリューションなども提供しているという。

 一方、日立は、社会や企業が抱える課題をOTとIT、プロダクト・システムを組み合わせて解決する社会イノベーション事業をグローバルに推進しています。その中で、日立ヴァンタラ社は、ストレージやクラウドなどの情報インフラおよびその関連ソリューションと、データアナリティクスやIoT技術を活用したデジタルソリューションの拡大を推進しています。

 日立ではHitachi Vantaraを通じてREAN Cloud社を買収することにより、同社が持つパブリッククラウドのマネージド/マイグレーションサービスの提供能力を獲得し、Hitachi Vantaraの高信頼・高性能なプライベートクラウドとの連携を図るとのこと。これにより、ハイブリッドクラウド/マルチクラウドを含む統合的なクラウド関連サービス事業を、米国を中心としてグローバルへ展開する考えだ。

 さらに、日立グループが展開している各種クラウド関連サービスにおいても、REAN Cloud社の技術の活用を検討。データアナリティクスやIoTソリューションと合わせて提供することで、顧客のデジタルトランスフォーメーション(DX)の加速を支援するとしている。