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デージーネット、スパムメール対策「SpamGuard」にDMARCと連携した対策を追加

 株式会社デージーネットは11日、スパムメール対策ソフトウェア「SpamGuard」に、DMARCなどの送信者認証と連携したスパム対策を追加したと発表した。

 DMARCは、メールにおける送信ドメイン認証技術の一つで、認証が失敗したメールについてどのように処理すればいいかを、送信者が受診者に対してDNS上のレコードで公開することで表明する仕組みになっている。

 これにより、たとえばDMARCが設定されていなければ、設定に不足があるだけと考えスパムスコアを緩く設定する。DMARCの結果、受信を拒否する挙動が定義されていれば、明らかなスパムメールと判断し、受信を遮断するといった使い方が可能になる。SpamGuardとDMARCを連携することで、送信者認証が通らない送信元をスパム送信元として学習し、メールを受け取らないようにすることが可能になる。

 DMARCのみを利用した場合には、受信したメールに対して受け取るかどうかを決めることになり、同じサーバーから別のスパムメールが送信されてきた場合にも、再度、送信者認証をすることになる。。このため、大量のスパムメールが送られて場合には、メールサーバーの負荷が高くなるという問題がある。

 SpamGuardでは、ホストやネットワーク単位で制限値を設定し、それを超える大量のメールを送信してくる相手に対してメール受信をブロックする仕組みとなっており、SpamGuardを利用することで、DMARCの認証が通らない送信元の制限値を厳しくすることで、送信元ごとに受信制限を行うことが可能になる。

 SpamGuardエージェントの価格は年額30万円。