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富士ゼロックス、閉域網サービス「Smart Cyber Security」を提供開始

 富士ゼロックス株式会社は4日、セキュアなネットワーク環境を実現する閉域網サービス「Smart Cyber Security」を提供開始すると発表した。

 Smart Cyber Securityは、通信事業者が提供する閉域ネットワークを利用することにより、インターネットを経由せず、セキュアなネットワーク環境を提供するサービス。IP-VPNにより、企業の拠点間をセキュアに接続することができる。

 ラインアップとして、NTT東西のフレッツ光などを利用したベストエフォートアクセス型、ギャランティアクセス(帯域保証)型、契約した帯域の10%を確保するバーストアクセス型を用意しており、用途に応じた通信回線を提供可能な点も特徴。例えば、通信帯域が確保されるギャランティアクセス型を利用すれば、動画配信やWeb会議などによる動画コミュニケーションや、ファイルサイズの大きな設計図面のやり取りといった用途でも安定して利用できるとした。

 さらに、各種クラウドサービスと直接接続するオプション機能を提供。強固なセキュリティのもとで、迅速な情報の活用を支援するとしている。なおクラウドサービスは、Amazon Web Services(AWS)とMicrosoft Azureに対応する。

 富士ゼロックスではSmart Cyber Securityについて、2020年までに36億円の売上を見込む。