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キヤノンITS、FAXサーバーシステム「ライトニングFAX」新バージョン

クラウドFAXサービスとの連携やクライアントOS稼働に対応

 キヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)は4日、FAXサーバーシステム「ライトニングFAX」の新バージョンを販売開始した。

 ライトニングFAXは、FAXを社内ネットワークシステムに統合し、業務システムと融合したFAXソリューションを提供する、FAXサーバーシステム。APIによる業務アプリケーンョン連携機能を備え、既存の業務アプリケーションからライトニングFAX送信機能を呼び出したり、ライトニングFAXの送受信結果やデー夕をアプリケーション側で取得するといったことが可能となる。

「ライトニングFAX」新バージョンの構成イメージ

 新バージョンでは、オープンテキスト株式会社のクラウド型FAXサービス「OpenText Fax2Mail」との連携に対応。クラウド型FAXサービスをFAX通信手段として利用することで、FAX用の電話回線を自社で用意する必要がなくなり、急なFAX通信量の増加にも柔軟に対応が可能。また、FAX回線の冗長化も低コストで実現できる。

 また、キヤノン製の複合機をFAX通信デバイスとして利用する「ライトニングFAX MFP対応版」の新バージョンでは、サーバーOSだけでなくクライアントOS(Windows 10/7)での稼働にも対応。これにより、他のシステムと連携するようなFAXシステムの構築が難しかった中小企業においても、低コストで本格的なFAXシステムの構築が可能になるとしている。

 ライトニングFAXの価格(税別)は17万円から。クラウドFAXオプションは6万円。MFP/クライアントOS対応版は13万円。また、キヤノンITSではOpenText Fax2Mail(ライトニングFAX連携)の販売も行う。同サービスの初期費用は500円から、月額費用は4000円から。

 キヤノンITSでは、製造、金融、小売・流通業を中心にライトニングFAXおよびOpenText Fax2Mailを販売し、2020年までに300社への導入を目指す。