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セイコーソリューションズ、多様なクラウドサービスと連携可能なICカードリーダー「ESTEN」

第1弾として勤怠エディションを2018年秋に発売予定

 セイコーソリューションズ株式会社は2日、さまざまな打刻データ収集方法に対応できるICカードリーダー端末「ESTEN(エステン)」を、2018年秋より販売開始すると発表した。

 ESTENは、同社が長年培ってきた、システムタイムレコーダー製造・販売のノウハウやニーズを基に開発したICカードリーダー端末。HTTP/HTTPSの両プロトコルに対応し、勤怠クラウドサービスなどと接続して、打刻データのリアルタイム送信を行えるほか、USBメモリやPCからの一括収集など、多様なデータ収集方法に対応する。

 管理機能はPCからWebブラウザ経由で利用可能。ファームウェア更新や機器設定などもインターネット経由で行えるほか、ネットワーク環境がない場合は、USBメモリ経由での設定もサポートするとした。

 本体には、4.3型カラータッチパネルを搭載。通信インターフェイスとしては標準で有線LANポートを備え、無線LANオプションを追加できる。また、ICカードはMIFAREとFeliCaに対応する。

 なおセイコーソリューションズでは、クラウドサービスを組み合わせて提案・サポートできる強みを生かして、勤怠管理をはじめ、入退室管理、食堂管理、工程管理などへの対応を予定している。

 第1弾としては、2018年秋に、勤怠管理に必要なメニューを搭載した「ESTEN 勤怠エディション」を販売開始する予定で、このエディションでは、出退勤の打刻だけでなく、残業や休出といった各種申請、打刻した履歴の参照などを行えるようにするとのこと。