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東芝テックの飲食店向け本部システムとソニーネットワークの勤怠管理システムが連携、中小飲食店チェーンの業務を効率化

 東芝テック株式会社は2日、飲食店向けのクラウド型本部システム「FSanalyst」の機能を強化し、ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社(以下、ソニーネットワーク)のクラウド型勤怠管理システム「AKASHI」のデータ取り込みに対応すると発表した。

 FSanalystは、飲食店における売上管理やPOSマスタ設定集配信管理、電子ジャーナル管理、など日々の管理業務をサポートするクラウド型本部システム。これを利用すると、月次の集計作業の手間とコストを大幅に削減できるほか、F/Lコスト(比率)を可視化し、適正な人員配置に役立てられるという。

 一方のAKASHIは、出退勤の打刻や人員シフト作成、勤務時間集計といった機能を持つクラウド型勤怠管理システム。店舗の従業員は、PCやスマートフォンからWebブラウザを用いて出退勤の打刻を簡単に行えるほか、勤務実績は自動集計されるため、月次の集計作業の手間、コストを削減できるとのこと。

 今回の機能強化では、AKASHIが自動集計した店舗別勤務実績データをエクスポートし、時給単価とともにFSanalystへアップロードするだけで、F/Lコスト(比率)を可視化できるようにする。これにより、人件費(勤務時間数×設定時給)と人員配置の把握・コントロールが容易になるとした。

 両社によれば、従来もこういったソリューションは存在したものの、中規模飲食チェーンが採用可能な価格と機能のバランスが見合うものがなかったとのこと。しかし、飲食店向けソリューション提供で実績のある東芝テックと、勤怠管理システムに強みを持つソニーネットワークが連携することで、売上管理と勤怠管理が連携したクラウドサービスを、現実的なコストで提供可能になったとアピールしている。