ニュース

エンカレッジ・テクノロジ、サーバーの統合セキュリティ対策ソフト新版「ESS AdminGate V3.0」

 エンカレッジ・テクノロジ株式会社は25日、社内やクラウド上のサーバーに対する認証・アクセス管理、ログ収集&検査、ファイル入出力管理、パスワード管理などの統合的なセキュリティ対策を実現するソフトウェア「ESS AdminGate」の最新バージョンV3.0を販売開始した。

 ESS AdminGateは、WindowsやLinuxなどのサーバーに対するアクセス管理、ログ収集&不正アクセス検査、動画による操作記録など、さまざまなセキュリティ対策を年額60万円から利用できるソフトウェア。また、クラウドサービス事業者との提携により、IaaSサービスのオプション機能としてサービス提供を行っている。

 メジャーバージョンアップとなる今回のリリースでは、従来の申請・承認ベースによるアクセス許可に加え、特定ユーザーに対して特定のサーバーへのアクセスを定常的に許可する設定が可能になり、より柔軟な運用を可能にした。

 また、パスワードを変更するとシステムへ影響をおよぼすようなケースでは、パスワードを変更せずにアカウントを貸与することも可能になるなど、適用可能なシステムの条件を緩和した。

 セキュリティ対策機能については、新たに管理対象サーバーのアカウントに対する定期パスワード変更を自動的に行う機能を追加。また、製品自体の安全性の向上策として、内部に保存されている操作記録データの暗号化にも対応した。

 運用面では、新たに実装されたデータアーカイブ機能により、ウェブ画面から簡単な操作で、蓄積された記録データの期間を設定し、外部ストレージにアーカイブとして保存できるようになった。内部ストレージの空き容量やメモリ使用量の確認、メンテナンス用ログデータのダウンロードなども、ウェブ管理画面から簡単に行えるようになった。

 また、機能を限定した簡易版「ESS AdminGate Lite Edition」を新たにリリース。これまでの年間サブスクリプションライセンス体系に加え、一括買い取り型のライセンス体系と、最小構成として管理対象サーバー5台から利用できるStarter Kitを追加した。

 サーバー5台が対象の「ESS AdminGate Starter Kit」の価格は、Lite Editionの年間サブスクリプション型が年額27万円、買い取り型ライセンスが51万円。Standard Editionの年間サブスクリプション型が年額45万円、買い取り型ライセンスが85万円。