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「クラウド申告 freee」、開業届出などの帳票セットの自動作成や電子申告機能に対応
2018年6月19日 16:05
freee株式会社は、「クラウド申告 freee」において、税務上の「申請・届出」業務に関する新機能の提供を開始した。
「クラウド会計ソフト freee」と連動し、会社設立や開業、住所変更時に、それらの申請・届け出に必要な帳票のセットが「クラウド申告 freee」上で自動作成され、かつ帳票の作成後まとめて関係機関に電子申告することが可能になる。当初は、法人税・地方税・消費税・個人所得税・源泉所得税などの中で、特によく利用されるという23種類の申請・届出書の作成および電子申告機能に対応した。
関連する申請・届出書を1つのセットにまとめることで、同セット内で入力された基本情報はそれぞれの帳票に自動で転記される。また、各ケースに関連する帳票のセットも自動で作成可能。設立1年以内の法人が会社設立の申請・届け出に必要な「会社設立届セット」、個人事業主が開業の申請・届け出に必要な「開業届セット」、異動時の申請・届け出に必要な「住所変更届セット」がある。
さらに、複数の帳票を選んで1つのセットを作成することで、同一セット内の帳票を同時に電子申告することができる。会計事務所が複数の顧客を持つ場合などは、複数の事業所をまとめて一度に電子申告することができる。
個人事業主や法人は、税務上の手続きとして、「開業届出書」「法人設立届出書」「異動届出書」などの書類を税務署、都道府県税事務所、市町村に申請・届け出する必要がある。しかし、申請・届出書は200種類以上あるため、個人事業主や法人は、1)正しい帳票を選択できているのか分からない、2)帳票には専門用語が記載されており、作成が容易ではない、3)帳票を申請・届け出する必要性に気付いていないなどの課題があった。今回の機能の提供により、税理士をはじめ、個人事業主、法人は書類作成時の手間を省くことができるとしている。
なお、電子申告を行うためには、ICカードリーダライタの購入・セッティング、マイナンバーカードや電子証明書の事前準備・申請、Java実行環境や公的個人認証サービスの「利用者クライアントソフト」などのインストールが必要になる。