ニュース

インフォテリアとマネーフォワードが協業、経費精算の自動化を実現する「MFクラウド経費アダプター」を提供

 インフォテリア株式会社と株式会社マネーフォワードは15日、マネーフォワードのクラウド型経費精算システム「MFクラウド経費」と連携する、インフォテリアのデータ連携ソフト「ASTERIA」専用の「MFクラウド経費アダプター」を、6月19日に提供開始すると発表した。

 MFクラウド経費は、「電帳法スキャナ保存ソフト法的要件認証」を経費精算システムとして国内第一号で取得し、経費精算業務におけるペーパーレス化に積極的に取り組んでおり、従来手間のかかっていた領収書の手入力や、保管・管理および貼付作業、訪問先の経路や料金の検索などの業務の自動化が可能になると説明。

 一方で、基幹(会計)システムとの仕訳データ連携や、人事システムとのマスタ連携および給与システムとの経費データ連携において、導入までのリードタイムが長いだけでなく、経費精算業務の一部に手作業が残ってしまうなどの課題が顕在化してきたとしている。

 この課題を解決するため、マネーフォワードとインフォテリアが協業し、ASTERIAシリーズに対応する「MFクラウド経費アダプター」の提供を開始。製品を利用することで、MFクラウド経費の導入期間が大幅に短縮されるとともに、各種システムとシームレスに連携することにより、経費精算業務の自動化が実現されるとしている。

 MFクラウド経費アダプターでは、MFクラウド経費側の各データ項目の抽出および書き込みが可能。RDB連携と同等のSQLが利用可能で、スキーマ情報の自動取得によりGUIでSQLを自動生成する支援機能を提供する。販売価格は月額2万円(税別)から。

 インフォテリアとマネーフォワードでは今後、技術協力だけではなく、マーケティング・営業活動においても協業を進めていくとしている。