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NEC、ボランティア業務の円滑な運営を支援する「ボランティア支援サービス」を提供開始

 日本電気株式会社(以下、NEC)は13日、スポーツ大会をはじめとした各種イベントや企業の社会貢献活動等のボランティア活動向けに、ボランティア業務の円滑な運営を支援する「ボランティア支援サービス」の提供を開始した。

 ボランティア支援サービスは、主催者・運営者におけるボランティアスタッフの募集から選考・教育などのステータス管理、ボランティアスタッフの属性やスキルに応じた適材適所への配置管理など、一連のボランティア運営業務を支援する。

「ボランティア支援サービス」主催者・運営者のトップ画面

 主催者・運営者がボランティアの募集画面を作成する際、ボランティアスタッフの要望や保有スキルなどをアンケート項目として自由に設定できる。そのアンケート回答内容や本人属性と、役割に必要な経験やスキルをマッチングすることで、適材適所の配置を実現する。また、ボランティアスタッフへの説明会の案内や当日の連絡事項などを、迅速に通知できる。

 さまざまなステークホルダーに対応した管理権限を実現し、情報の開示範囲の制限や、機能の利用権限を階層管理することが可能。これにより、主催者と運営者が異なる場合や、企業の団体代表者などが団体応募で申請する場合などさまざまなケースに対して、適切な情報管理を実現できる。

 ボランティアスタッフは、サービスのマイページ上で、選考・教育のステータス確認や、当日の役割・スケジュールの確認、受付などで使用できるQRコードの表示、運営者からの通知受信、アンケート記入、過去の参加実績の確認、募集中/募集予定/既に応募済みのボランティア活動の確認などを確認できる。

 NECでは、2019年および2020年に向けてボランティア人口の増加が予想される中、ボランティアスタッフの経験・スキルに応じた適材適所の配置、現地情報の伝達不足、連絡業務の煩雑さなどが課題となっており、主催者・運営者におけるより効率的な運営や誰もが使いやすいシステムが求められていると説明。

 NECではこれまで、秩父宮みなとラグビーまつり2017、ザ・コーポレートゲームズ 東京 2017でサービスの運用検証を行っており、これらの検証を経てサービスの提供を開始する。また、サービスは先行して、日本航空株式会社やNEC社内における社員のボランティア活動に活用される。

 サービスの価格(税別)は、初期費用が40万円、月額費用が15万円。また、NECではサービスについて、7月13日に大阪のナレッジキャピタル コングレコンベンションセンター(グランフロント大阪 北館 地下2階)で開催する「NEC iEXPO KANSAI 2018」で展示する。