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NECがボランティア支援サービスを強化、人材育成効果を測定するオプション機能を提供

 日本電気株式会社(以下、NEC)は17日、ボランティア業務の円滑な運営を支援する「NEC ボランティア支援サービス」に、人材育成効果を測定するオプション機能「人材育成効果測定オプション」を追加すると発表した。企業で社会貢献活動を推進する部門や人材育成を推進する部門向けに、同日から提供開始する。

 「NEC ボランティア支援サービス」は、主催者・運営者におけるボランティアスタッフの募集から選考・教育などのステータス管理、ボランティアスタッフの属性やスキルに応じた適材適所への配置管理などまで、一連のボランティア運営業務を支援するサービス。

 今回提供する新機能は、NECの企業ボランティアでの実践を通じて開発されたもので、専用アンケートの仕組みを用いて、企業ボランティアへの参加を通じた社員の成長を定量的に測定し、社員の人材育成に貢献するという。

 具体的には、法政大学の石山恒貴教授監修のもと、企業ボランティアを参加前・参加中・参加後の3フェーズに分け、それぞれのフェーズで、人材育成の効果を測定するための指標として「多様な考えに耳を傾ける」「不確実でも前に進める」など29の要素を定義した。そして、29の要素を簡単に測定できる専用アンケートを開発・実装している。

 運営者は、アンケート結果から要素ごとに5点満点で算出された得点状況をダッシュボードから確認・分析することが可能で、これにより、企業ボランティアと人材育成の相関を見ながら、次回企画の改善につなげられるとした。

参加した社員の人材育成効果を定量化するダッシュボード画面(運営者側の画面)

 一方で従業員は、専用アンケートに回答すると、マイページ上にて自らの強みを知ることができるとのことだ。

社員自身の強みがわかるマイページ画面(社員側の画面)

 「NEC ボランティア支援サービス」の価格(税別)は月額15万円で、別途、初期費用40万円が必要となる。また「人材育成効果測定オプション」の価格は月額3万円。