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東芝テック、流通小売店舗向けに取り扱い商品の最適化を支援するクラウドサービス「アイテムオートメーション」

 東芝テック株式会社は9日、流通小売店舗向けに取り扱い商品の最適化を支援するクラウドサービス「アイテムオートメーション」を発売した。

 アイテムオートメーションは、独自開発のアルゴリズムにより、「追加すべき商品」と「棚落ちさせるべき商品」のリストを自動生成し、商品改廃を支援するサービス。

 長期に渡る量販店のPOSデータを、人の目で分析・研究した独自のアルゴリズムを活用。特定のタスクを、人間と同等またはそれ以上の処理速度でこなす「特化型AI」として構築しているため、機械的にデータを処理する完全なAIとは異なり、論理的な分析であるとともに、商品改廃担当者から見ても納得性の高い情報を提供できるとしている。

 また、従来の商品管理・分析システムは、専門ツールを使いこなすスキルと手間を要するものが多く、量販チェーンでは課題となっていたが、アイテムオートメーションではPOSデータの自動分析を通して、本部/店舗バイヤーが迷わず選定できる商品数に絞り込んで、利便性の高い推奨リストを提供する。

 また、店舗主導・本部主導の双方の業務に対応できるよう、サービスインターフェイスを開発。実証実験では、どちらのケースでも売上増が確認されたとしている。東芝テックでは、5年で50社、1500店舗への導入を見込む。