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NEC、最大約16.8時間バッテリー駆動のノートPC「VersaPro UltraLite タイプVB」など、ビジネス・教育向けモバイルPC新製品

VersaPro タイプVS

 日本電気株式会社(以下、NEC)は5日、ビジネス・教育向けモバイルPC「VersaPro」シリーズの新製品4タイプ・8モデルを発表し、販売を開始した。

 「VersaPro タイプVS」は、12.5型フルHD液晶を搭載したタブレットPC。価格は16万7500円(税別)から。出荷開始予定日は6月15日。

 厚さ11mm以下、重量約900gの新筐体で、防塵防滴規格(IP42)に準拠。本体のみで自立可能なキックスタンドを装備し、本体に収納可能な充電式デジタイザーペンを標準添付するなど、企業の現場作業や、学校の課外授業などの用途に向けた強化を行った。

 また、本体液晶の保護カバーも兼ねる着脱式キーボードは、モバイル利用も考慮して本体と合わせて約1.3kg未満と軽量で、複数の周辺機器を接続できる拡張クレードルとの併用も可能。拡張クレードルには、PC教室など一斉起動が必要な場面で有効な「Wake on LAN」機能対応の有線LANコネクタを装備する。また、LTE対応ワイヤレスWANを新たにセレクションメニューとして用意する。これらにより、屋外での点検作業や、学校の課外授業、オフィスワークやPC教室など、利用シーンに合わせた対応ができるよう配慮した。

VersaPro UltraLite タイプVB

 「VersaPro UltraLite タイプVB」は、厚さ約17.8mm、重量約1.23kgのコンパクトな新筐体を採用したモバイルノートPC。価格は23万9500円(税別)から。出荷開始予定日は4月10日。

 筐体底面などに軽量マグネシウム合金を使用し、コンパクトかつ耐150kgfクラスの頑強設計を採用。テレワークなどのモバイル利用を考慮し、最大約16.8時間のバッテリー駆動に加え、1時間(電源オフ時)で約80%の充電が可能な急速充電にも対応した。

 さらに、データアクセスの高速性や耐振動性に優れたSSDを標準搭載し、スマートデバイスの充電や高速データ転送、音声や映像出力も可能なUSB 3.1(Type-C、Thunderbolt 3)対応ポートやHDMIポートを装備。CPUは第8世代Core i5プロセッサや、第7世代Core i3プロセッサの選択が可能で、LTE対応ワイヤレスWAN対応モデルも用意する。

 このほか、モバイルワークでもより高性能を求めるニーズに対応し、2in1モバイルPC 「VersaPro UltraLite タイプVG」(第7世代Coreプロセッサ搭載)や、タブレットPC「VersaPro タイプVT」(Celeron N3450搭載)にも、各ラインアップに上位CPU搭載モデルを追加した。

 NECでは、今回の新商品を対象として、顔認証によるPCへのログオンおよび常時認証が可能なソフトウェア「NeoFace Monitor V3」をセレクションメニューで選択可能とした。また、教育現場への導入に向け、通常に比べて1ライセンスあたり最大約20%割安(保守サービス5年間付100ライセンスの場合)で購入できるボリュームディスカウント版「NeoFace Monitor アカデミック版ライセンス」も商品化した。