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Lao-Japan Gateway、サイボウズのアジアパートナープログラムに加入し、ラオスにおける「kintone」の販売を開始

 Lao-Japan Gateway LLPは3日、サイボウズ株式会社の「Cybozu Asia Partnership Program」に加入し、ラオス人民民主共和国(以下、ラオス)の市場に向けて、サイボウズの業務アプリ開発プラットフォーム「kintone」の販売を開始したと発表した。

 同時に、ラオス国立大学、サイボウズ、Lao-Japan Gatewayの三者による連携協定を締結。この協定に基づき、三者は協力して大学でのICT教育プログラムへのkintoneの活用や、ラオスのICT人材育成、kintoneを活用してラオスの企業や組織が効率化、生産性の向上をはかるための研究活動を推進していく。第一弾として、大学でのkintoneを使ったハンズオンやワークショップ、開発コンテストなどを実施する。

 Lao-Japan Gatewayでは、これまでラオスの企業や官公庁でのICT導入は金融機関や一部の個別システムの範囲にとどまっていたが、経済成長にともないICT活用の機運が高まってきていると説明。既に、ラオスの大手通信会社や政府系機関などからもトライアルの引き合いがあり、Lao-Japan Gatewayでは、これらのリクエストに的確に応えるとともに、販売やサポートの体制拡充をはかり、ラオスにおけるクラウド型業務システムの成功事例を早期に作っていく計画としている。

 サイボウズでは、アジアに特化したパートナープログラム「Cybozu Asia Partnership Program」を2015年に制定し、東南アジア地域にkintoneの販路を広げている。この中でラオスは、2016年のフィリピンとミャンマーに続く協業の拡大になり、東南アジア新興国の中でもラオスは電力事情、通信環境ともに比較的安定したインフラを持っているため、クラウドサービスとの親和性は高いと考えられるとしている。また、Lao-Japan Gatewayでは、各国のパートナーと緊密に情報交換して、東南アジアでのKintone活用ノウハウにもキャッチアップしていく。