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サイボウズ、東南アジアの拡販体制強化に向けパートナープログラムを再編

2017年までにアジア地域1000社への「kintone」導入を目標

 サイボウズ株式会社は27日、アジア事業での拡販体制強化に向け、アジアのパートナープログラム「Cybozu Asia Partnership Program」の制定を発表した。2017年までに、アジア地域1000社にクラウドサービス「kintone」の導入を目標とする。

 サイボウズでは、2011年にkintoneをリリース後、国内だけでなく中国でのkintoneの展開にも注力してきており、中国での販売事業は100%子会社の「サイボウズ中国」により、2年間で約200社の企業にkintoneが採用されたという。

 その間、アジア圏各国においても市場調査を実施してきた結果、kintoneを普及させるだけの市場は十分にあり、国によってIT事情は異なるものの、kintoneを利用するには十分な環境が整っていると判断。一方、アジア圏各国では文化や商習慣、言語がそれぞれの国で異なるため、それらに精通した現地パートナーとの提携を検討し、アジア圏各国でのkintone事業を拡大していくことを決定した。

 サイボウズは、2009年から大企業向けグループウェア「サイボウズ ガルーン」のグローバル展開を目的とした「サイボウズグローバルパートナープログラム」を運用してきたが、この制度では地域に特化したルールなどを設けることができず、各地域のパートナー企業のニーズに応えられない状況にあったという。そこで、在アジア日系企業に特化した販売・サポート体制を強化するため、「グローバルパートナープログラム」を発展的に解消し、アジアに特化したパートナープログラム「Cybozu Asia Partnership Program」を新たに制定した。

 10月27日時点のパートナープログラム加入企業は、アジア・パシフィック地域を担当するKDDI株式会社、シンガポールのFernridge Singapore、タイのMATERIAL AUTOMATION(THAILAND)、ベトナムのIVS(インディビジュアルシステムズ)、インドネシアのAQ Business Consulting Indonesia(アジアクエストインドネシア)。

三柳 英樹