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NTT Com、アムステルダムにデータセンター「AMS1」を建設

オランダに保有する初のデータセンター、欧州では7カ国目

「オランダ アムステルダム 1 データセンター」の外観イメージ

 NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は28日、欧州のグループ会社e-shelterを通じて、「オランダ アムステルダム 1 データセンター(以下、AMS1)を建設すると発表した。NTT Comがオランダに保有する初めてのデータセンターとなり、欧州での展開は7カ国目となる。

 AMS1は、オランダの首都であるアムステルダム市内において、2018年度第4四半期にサービスの提供を開始する。災害リスクが少なく、利便性が高いアムステルダム・スキポール国際空港に近いエリアに建設される、地上3階建てのデータセンター専用ビルとなり、クラウド事業者やICTサービス事業者をはじめとする企業を対象にサービスを提供。サーバールーム面積は約4000㎡で、今後、需要に応じて最大約1万6000㎡(6400ラック相当)、総電力供給容量39.6MWまで拡張していく。

 NTT Comのデータセンターサービスブランド「Nexcenter」が独自に定める300項目以上のグローバル統一設備・運用基準に準拠し、高い可用性と省エネ性能を両立させるとともに、将来の環境変化や顧客の拡張需要にも柔軟に対応。データセンター内の電力設備、空調・セキュリティ用電源、通信設備はすべて冗長化することで、高い信頼性を求める顧客の要求に応える環境を提供する。

 データセンター建物には、複数の主要通信事業者の通信回線を異経路で引き込み、各通信事業者の回線を相互接続するミートミールームやサーバールームへの配管、ネットワークラックへの配線はすべて二重化。顧客の要望に応じて、最高100Gbpsのインターネット回線や豊富なネットワークをキャリアニュートラルで利用でき、世界中のNTT Comデータセンターやクラウドサービスを組み合わせたシームレスICT環境を構築できる。