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SAS、探索的データ分析ソフトウェアの最新版「JMP 14」を発表
2018年3月15日 12:52
SAS Institute Japan株式会社は15日、探索的データ分析ソフトウェア「JMP(ジャンプ)」の最新バージョン「JMP 14」と、JMPにさらに高度な分析機能を追加した「JMP Pro 14」を、全世界同時に3月22日(米国東部時間)より出荷開始すると発表した。
JMPの最新バージョンでは、ファイルを整理し、ドラッグ&ドロップタブ付きインターフェースで複数のウィンドウを管理できる新しいJMPプロジェクトや、データを分析可能な状態にするための準備を容易にする「再コード化」の機能拡張、何百、何千ものファイルを一度に読み込み、ひとつのJMPデータテーブルにまとめる処理を行える複数ファイルの読み込み機能などを追加。
ツリーマップとパレート図の要素を組み合わせたような、新しい詰め込み棒グラフの実装や、より細かいグラフのカスタマイズ、独自の誤差バーを作成できる機能など、グラフビルダーの改良を行った。
Pythonとのインターフェイスにより、Pythonへの接続、データ送信、Pythonコードの処理、分析・視覚化のためにJMPへデータを戻すことなどが可能になった。また、JMPスクリプト言語(JSL)に追加されたHTTP Requestにより、ウェブサーバーへのアクセスとJSON解析機能を合わせて実現する、ウェブデータの容易な取り込みを可能にした。
これらのデータソースへの新たな接続方法や、データのクリーンアップをより効率的に行える機能、データの視覚化と実験計画のオプションなどの追加により、分析ワークフロー全体のより迅速で深い洞察を可能にするとしている。
JMP 14およびJMP Pro14の動作環境は、Windows 10/8.1/7、Windows Server 2012 R2/2012/2008 R2、macOS High Sierra(10.13)/Sierra(10.12)、OS X El Capitan(10.11)/Yosemite(10.10)。