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NTTデータ中国とNTTデータ、山陰合同銀行へのRPAツール「WinActor」導入を支援

 株式会社NTTデータ中国および株式会社NTTデータは、株式会社山陰合同銀行が、NTTデータが販売するRPA(Robotic Process Automation)ソリューション「WinActor」の本格運用を3月より開始したと発表した。

 山陰合同銀行では2017年8月から翌年1月にかけ、自動化による時間短縮効果が見込めると判断した11業務について、WinActorのトライアルを実施している。そのトライアルでは、年間3600時間(割合では約30%)の時間削減効果について確認できたが、特に効果が大きかった預金調査各種照会取得業務では、実に40%弱の時間削減効果が確認できたとのこと。

 山陰合同銀行は、こうした業務削減効果や、導入後も自動化率向上の取り組みを継続的に実施できる点を評価し、正式採用を決めた。同行は、今後1年間で対象業務を30業務に拡大し、業務の効率化を進めるとともに、効率化に伴って生まれた時間を活用して、顧客の利便性向上や新たなサービスの提供に取り組むとしている。

 なお、この導入にあたっては、NTTデータ中国が山陰合同銀行へのWinActor販売や、WinActor適用業務の選定とWinActor導入、WinActorシナリオの作成などを支援。一方のNTTデータでは、WinActorの提供と、WinActorシナリオ作成支援を行っている。

預金調査各種照会取得業務におけるWinActor導入前後の作業フローイメージ