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Evernote、法人向け「Evernote Business」で複数のノートブックやノートをまとめて共有できる「スペース」機能を追加

 Evernoteは28日、法人向けサービスの「Evernote Business」について、複数のノートブックやノートをまとめて共有できる「スペース」機能を追加したと発表した。

 「スペース」機能は、Evernote Businessにおけるチームの作業場としての機能を強化。これまでは、ノートブック・ノートを1つずつ選び、各メンバーを指定してから共有する必要があったが、スペース機能ではスペースに各メンバーを招待するだけで、スペース内のノートブック・ノートを一括で共有できる。各メンバーのアクセス権限(閲覧・編集・招待)はスペース全体に対して設定されるため、アクセス権限を付与または依頼する手間が削減できる。

 また、各スペース内の最新情報や最も重要な情報が一目で分かる「ウィジェット」を搭載した。これにより、自分が関わっているプロジェクトやチームの最新状況、チームメンバーが行なっている作業、重要な情報などを一画面で見ることが可能になり、たとえば全社的なイベントや研修、部署を横断したプロジェクトの管理などをより効率的に進められるとしている。

 スペース機能の実装に合わせ、Windows版、Mac版およびウェブ版のEvernote のメイン画面(ダッシュボード)をほぼ同じデザインに統一。作業するメンバーが別の端末でEvernoteを利用していても、基本的な操作方法の違いで悩むことがなくなるとしている。なお、ウェブ版のEvernoteでは機能が一部制限されており、現時点ではGoogle Chromeのみに対応している。