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ヤフーがSAPの機械学習ソリューションを導入、プレミアム会員向けのサービス基盤強化で

 SAPジャパン株式会社と株式会社ブレインパッドは27日、ヤフー株式会社が、SAPの機械学習ソリューション「SAP Predictive Analytics」を導入したと発表した。「Yahoo!プレミアム」会員向けのサービス基盤強化において利用されている。

 ヤフーでは、1800万人に利用されている有料会員サービス「Yahoo!プレミアム」の会員規模が拡大する中で、市場の変化に対して俊敏性を維持しながら、顧客ごとのサービスを向上させるため、業務効率化を支える分析基盤の強化が必要と判断。機械学習ソリューションの検討を開始していた。

 そうした中で、SAP Predictive Analyticsを採用し、蓄積した膨大なデータを活用したデータ加工とモデル開発をSAP Predictive Analyticsで行っている。

 従来は、分析者が手動で予測モデルの生成を行っていたが、SAP Predictive Analyticsの導入により、会員のニーズをスコア化してデータマートを構築するプロセスを自動化することで、工数を4割程度に削減したという。

 また、分析側の細かい要件への対応もできるほか、運用面での負担も軽減しており、マーケティングプロセスが効率化したとのこと。

 なおヤフーのSAP Predictive Analytics導入にあたっては、顧客分析基盤の構築および活用支援をブレインパッドが担当している。