NTTデータ先端技術、体験を通じて顧客のAI活用を支援する「INTELLILINK AI Lab」を設立

　NTTデータ先端技術株式会社は20日、株式会社NTTデータ、日本アイ・ビー・エム株式会社（以下、日本IBM）の協力のもと、顧客にAI技術を実践、活用してもらうための組織および場となる「INTELLILINK AI Lab」を設立した。

　INTELLILINK AI Labは、日本IBMが提供するIBM Watsonのテクノロジーをベースに、NTTデータ先端技術のシステム基盤スキル、NTTデータのアプリケーション開発スキルを生かし、ユーザーが想定するAIソリューションを直接「見て・触れて」、活用へつなげる環境として提供する。

　INTELLILINK AI Labでは、AI関連技術の知識の提供として、AIの基本的な理解・知識習得のためのセミナー・研修や、最新技術情報を提供。体験機会の提供としては、実際のビジネス適用方法を体験できるユースケースに基づくデモや、ハンズオンによるAI技術の実践の体験機会を提供する。

　また、ビジネス活用方法検討のためのサポートとしては、先行導入事例を紹介し、顧客のビジネスにおける活用方法のアドバイスを提供。AI導入の実現に向けた具体化サポートとしては、PoC（導入前事前検証）やデータ検証を技術面から支援する機能の提供、実装のためのコンサルティングの提供などを行う。

　これにより、AI導入を検討している顧客が、AIに関するさまざまな製品やサービスに触れ、ユースケースを知ることを通して、自社の課題解決に必要な取り組みを具体化し、推進することが可になるとしている。

　今後、INTELLILINK AI Labでは、技術者の増員やデモ体験エリアの拡充などを進めていく。また、NTTデータ先端技術は、NTTデータ技術開発本部エボリューショナルITセンタ協力のもと、NTTグループのAI関連技術を活用した取り組みである「corevo」についても、各種デモンストレーション環境を整備し、AIに関するユーザー体験創出を推進していくとしている。