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ベリタス、マルチクラウド環境に対応したスナップショットベースのデータ保護製品「CloudPoint 2.0」

 ベリタステクノロジーズ合同会社(以下、ベリタス)は20日、ハイブリッドクラウド環境に対応したスナップショットベースのデータ保護製品「Veritas CloudPoint 2.0」を発表した。ベリタス初となるフリーミアムモデルで提供され、無償版と、サブスクリプションおよび恒久(パーペチャル)ライセンスの有償版が用意されるとのこと。

 CloudPoint 2.0は、オンプレミス環境のみならずマルチクラウド環境にも対応したスナップショットベースのデータ保護製品。SQL Server、MongoDB、VMware、Oracleなどの幅広いワークロードおよびアプリケーションに対応するほか、複数のクラウド環境にあるデータのスナップショットやクローンをカタログ化して、単一のGUIコンソールから統合管理できるという。

 また、ワークロードが軽量な点も特徴で、リソースを少量しか消費しないため、従量課金制が一般的なクラウド環境でのランニングコストを軽減できるとのこと。さらに、同じクラウド内の異なるリージョン間でデータを複製することにより、ディザスタリカバリ(DR:災害対策)への対応を強化できる点も特徴。スナップショットが一定の間隔で自動的に作成されるよう、ポリシーを設定することもできる。

 コンプライアンス対応の面でも、データを簡単に検索して分類タグを導入し、個人識別情報(Personally Identifiable Information:PII)をすばやく検出・削除できることから、コンプライアンスの容易な確保を支援可能としている。

 なお、バックアップソフトウェア「Veritas NetBackup」の既存ユーザーは、CloudPoint 2.0と統合して、データセンターでのNetBackupのスナップショット管理機能を拡張できるとした。

 対応クラウド環境はAmazon Web Services(AWS)、Microsoft Azure、Google Cloudなど。Microsoft Azureについては、Azure Marketplaceから直接Azure環境に導入することもできる。