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dit、未知の脅威にも迅速に対応できるサイバー攻撃対策アプライアンス「WADJET reinvent」

 株式会社ディアイティ(以下、dit)は15日、2016年より提供してきたサイバー攻撃統合分析プラットフォーム「WADJET(ウジャト)」のアプライアンス製品として、「WADJET reinvent(ウジャト リインベント)」を販売開始すると発表した。複数の自己適応型機械学習エンジンで構成される「BluVector(ブルーベクター)」を搭載しているほか、コストを抑えて導入できる点が特徴という。

 WADJETは、国立研究開発法人 情報通信研究機構(NICT)の開発したリアルタイムネットワーク可視化システム「NIRVANA改」に、ditが独自開発した分析機能を搭載して製品化した、サイバー攻撃統合分析プラットフォーム。各種セキュリティアプライアンスからのアラートを収集して可視化するための相関分析を行える。

 WADJET reinventは、このWADJETをアプライアンス化した製品で、対象となるネットワークのトラフィックやセキュリティ機器が発するログをリアルタイムに可視化するほか、搭載された複数の自己適応型機械学習エンジンが、ネットワークエッジにおいてインバウンド/アウトバウンドのトラフィックを検査し、既知の脅威のみならず、未知の脅威も検知できるようにしている。

 また、検査結果からセキュリティイベント前後のコンテキスト(判断材料)を迅速に作成して、セキュリティ機器やネットワーク機器のポリシーを変更することで異常通信を遮断する「自動防衛」機能も搭載。いち早く異常通信を遮断することにより、対象ネットワーク内での被害の拡大を防げるとした。