ブラザー、画面サイズの大型化や防塵防滴など性能を向上した「エアスカウター WD-300A」

エアスカウター「WD-300A」

　ブラザー販売株式会社は、ヘッドマウントディスプレー「AiRScouter（エアスカウター）」の新製品として、画面サイズの大型化や防塵防滴など本体性能が向上した業務モデル「WD-300A」を3月上旬に発売する。価格はオープン。

　ブラザーでは、2012年6月から業務用のヘッドマウントディスプレーとしてエアスカウターを販売している。工場における組立作業支援や遠隔作業支援などにおいて、画面を見ながら両手で作業ができ、エアスカウターで表示した情報と実視野の情報をわずかな視線移動で両方見ることができるなど、作業効率の向上に貢献する。

　新たに発売するWD-300Aは、近年増加するカメラ付きドローンや業務用カメラ、測定機器などの操縦用途の需要拡大に合わせて、画面サイズを従来機種比約1.44倍に大型化。720p（1280×720ピクセル）の高解像度液晶パネルによる見やすさに加え、位置合わせの容易性も向上した。

　焦点距離調整機能については、ドローン向けに適した30cmから無限遠に対応することで、見やすさを向上。ヘッドディスプレー部分は防塵防滴IP54に準拠し、屋外での使用環境を気にすることなく利用可能となった。