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NECネッツエスアイ、組織横断で社内の情報/知見活用を促進する統合サービス「インテリジェンスコネクト」

 NECネッツエスアイ株式会社は8日、必要な情報やスキルを持っている社員に対して、最適な手段でコンタクトできる統合サービス「インテリジェンスコネクト」を発表した。4月から順次発売する。

 「インテリジェンスコネクト」は、必要な情報を持つ社員に、部門や場所を越えて最適にコンタクトできるよう支援する統合サービス群。全部で3つのサービスから構成されている。

 1つ目の「ナビゲーションサービス」では、社員それぞれが持つ情報、知見、スキルなどの“インテリジェンス”をクラウドで一元管理した上で、各種クラウドサービスと連携することにより、目的となる人に対して最適なコンタクト手段を提供し、社員同士を迅速かつ効果的につなげられるようにする。

 また、社内の連絡先だけでなく、名刺取り込みによる社外の連絡先も一元管理可能。資料検索による人とのひも付けなど、人と人をつなげる機能も充実しているとした。6月からは、AIを活用して社内データから知識やスキルを自動抽出するオプションサービスを提供する予定。

ナビゲーションサービス

 2つ目の「チャットボットFAQサービス」は、社内スタッフへの問い合わせ対応を、チャットボットとAIの組み合わせによって自動化・効率化できるクラウドサービス。社内に存在するさまざまなFAQデータをAIに学習させ、質問に対する最適な回答をチャットボットが自動応答する。利用開始後も、利用者との会話ログからAIの自動学習を行うため、継続的な精度の向上に対応。また、社内システムやRPAとの連携なども柔軟に行えるとした。

チャットボットFAQサービス

 3つ目は、会議を効率的に開催できるよう支援する「プロセスアシスタントサービス(仮称)」。参加メンバーと期間を指定すると、会議室の空き情報を含めて情報を横断検索し、会議を設定することが可能。さらに、メンバー全員が事前に会議資料を確認・承認できた場合は設定した会議をキャンセルするといった機能も備えており、会議の効率化を図れるとしている。

プロセスアシスタントサービス

 チャットボットFAQサービスとプロセスアシスタントサービスは、いずれも2018年6月より提供する予定だ。