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KDDI、より多くの通信量を必要とするIoT用途向けのLTE通信サービスを提供開始

 KDDI株式会社と沖縄セルラー電話株式会社は6日、IoT向けLTE通信サービス「KDDI IoT通信サービス LTE」について、分野・用途に合わせた3つの定額制料金プラン「LTE Low」「LTE Mid」「LTE High」の提供を開始した。

 KDDIでは、IoT向けの通信規格であるLTE-M(Cat.M1)を利用した「KDDI IoT通信サービス LPWA(LTE-M)」を提供しているが、新プランはさらに多くの通信量を利用する用途向けに、LTE通信サービスを2段階定額制の料金体系で提供する。

料金プランのイメージ

 「LTE Low」は、最大通信速度が128kbpsで、さまざまな機器や各種センサーからのデータ収集、一般的な小量データを扱う監視・制御利用に適したプラン。月額基本使用料は400円(税別。以下価格はすべて税別)で、月間通信量30MBを超えた分は0.03円/KBの従量課金、上限額は月額1200円。

 「LTE Mid」は、最大通信速度が512kbpsで、工場内の複数の機器からのデータを集約してから一度にアップロードしたり、オンデマンドの画像監視利用などに適したプラン。月額基本使用料は500円で、月間通信量30MBを超えた分は0.03円/KBの従量課金、上限額は月額2000円。

 「LTE High」は、最大通信速度の制限なしで、防犯、設備監視を目的とした定期的な画像監視利用などを想定したプラン。月額基本使用料は500円で、月間通信量150MBを超えた分は0.03円/KBの従量課金、上限額は月額2900円。

 また、LTE Mid、LTE Highについては、月間通信量が合計で3GBを超えた場合、月末までの通信速度が最大128kbpsとなる。

利用イメージ