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SAP、輸送管理および倉庫管理ソフトの最新版をリリース

 SAPジャパン株式会社は19日、輸送管理ソフトウェア「SAP Transportation Management」および倉庫管理ソフトウェア「SAP Extended Warehouse Management」の最新版となるバージョン9.5をリリースした。

 最新リリースでは、「SAP Global Batch Traceability」アプリケーションを統合。これにより、企業はサプライチェーン実行プラットフォームを拡張し、複数のプロセスステップとロケーションにわたるエンドツーエンドのロット追跡を行うことで、ロジスティクスプロセス全体を効率化できる。

 さらに、サプライチェーン実行プラットフォームでは、輸送コストの削減、生産性の向上、迅速なフルフィルメントを実現する新機能を提供。IoTによりスマートデバイスとの接続が強化され、より多くのデータにアクセスできるようになったため、デジタルサプライチェーン全体に渡って深い洞察が得られるとしている。

 SAP Transportation Managementの機能強化としては、ユーザーの生産性向上のため、航空貨物セキュリティ用の単一のユーザーインターフェイスを提供。また、スケジューリングプロセスを最適化するために、ユーザーは追加パラメーターとして柔軟な停止期間などを加えることができる。これにより、輸送コックピットの設定オプションを使って、輸送スケジュールを改善し、生産性を向上させられる。

 SAP Extended Warehouse Managementでは、拡張分析を使うことで、管理職が出荷明細、サービスレベル分析、倉庫収容能力利用度などの主要業績評価指標を把握が可能になった。また、倉庫作業者は、単一の使いやすいSAP Fioriアプリケーションで作業ステップを完了できるため、少量で複雑かつ頻度の高い出荷を効率的に行うことができ、複数の受注を1回のピッキングで行うフレキシブルピッキングも可能になる。