山口FG、山口銀行と日立、ビジネスマッチングサービス高度化のための実証実験

　株式会社山口フィナンシャルグループ（以下、山口FG）と株式会社山口銀行、株式会社日立製作所（以下、日立）の3者は15日、AIを活用し、ビジネスマッチングサービスを高度化させるための実証実験を行うと発表した。

　この実証実験では、銀行が所有している事業データなど（以下、銀行データ）に加え、株式会社帝国データバンクが持つ、企業プロフィールや販売先・仕入れ先などの取引データといった全国の企業信用調査データを、日立のAI「Hitachi AI Technology/H」で分析。マッチング成立の可能性が高い条件を導き出すという。

　また、導き出した条件をもとに最適なマッチング候補先を抽出し、日立の鉄道車両製造工場（山口県下松市）に対してビジネスマッチング提案を行うことで、その有効性を検証するとした。

　山口FGおよび山口銀行は今回の実証実験を通じ、ビジネスマッチングサービスにおける業務の効率化や、マッチング成立の精度を向上させるための先進的な手法の導入を目指す。

　一方、日立と帝国データバンクは、AIを活用したデータ分析により、新たな付加価値データやサービスを創出することで、ビジネス機会の拡大を目指すとしている。