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TIS、製造業向けアプリ構築支援ソリューション「LinDo Applications」を提供開始

 TIS株式会社は10日、製造業向けアプリケーション構築ソリューション「LinDo Applications」を提供開始した。

 LinDo Applicationsは、「購買」や「見積原価」「金型原価」といった、製造業各社で独自性が強い業務領域に特化したアプリケーション構築を支援するソリューション。ERPなどの既存の基幹システムパッケージの対応での標準化が難しい業務領域を、各社の要件に合わせて柔軟にシステム化することで、製造業における基幹業務のパフォーマンスの最大化を実現する。

 これまでTISが製造業向けシステム構築で蓄積したノウハウを活かした業務テンプレートを活用することで、導入期間の短縮を実現し、システム化による業務の効率化を可能にする。また、NTTデータイントラマートの業務改善プラットフォーム「intra-mart」を開発基盤とし、既存の基幹システムとスムーズに連携させながら短期間にシステムを構築できる。

「LinDo Applications」のメニューの業務領域

 ソリューションでは、企業の独自性が強くERPや既存のパッケージソフトでは対応が難しい業務の効率化/高度化を実現するためのメニューとして、「LinDo購買」「LinDo見積原価」「LinDo金型原価」「LinDo市場品質分析」「LinDo週報」「LinDo稟議」の6種類を用意。また今後は、原価企画業務の高度化を目的としたソリューション「LinDo統合原価企画」を2018年度に追加する予定。

 TISでは、LinDo Applicationsを、購買業務や市場品質管理業務などで業務プロセスの改善に課題を持ち、基幹システムだけでは対応が難しいという問題を抱えている製造業向けに展開していき、2020年までに20社へ導入を目指す。